サロンの最前線で活躍する美容師が、名美で学生に向き合う。
外部講師として関わるプロフェッショナルの言葉を紹介します。
名美の教育に関わる、美容師たちの言葉。
From the salon to the classroom.
髪を切ることは、
その人の物語に触れること。
髪を切るのではなく、その人をデザインする
私が美容師として常に意識しているのは、ただ髪を切るのではなく、その人の新しいアイデンティティをデザインするという感覚です。ヘアスタイルは見た目を変えるものですが、その奥には、その人自身の気持ちや生き方が表れます。だからこそ、一人ひとりと向き合い、「この人らしさは何だろう」と考え続けることを大切にしています。
学生を指導する中で、伸びると感じるのは「なぜ?」と疑問を持ち、素直に吸収しようとする姿勢がある人です。失敗を恐れずに何度も手を動かし、前向きにフィードバックを求める。そうした姿勢を持つ学生は、技術の習得も早く、表現の幅もどんどん広がっていきます。また、授業の中で学生の自由な発想に刺激を受けることも多くあります。常識にとらわれないカラーの配色やスタイリングを見たとき、「その組み合わせもありなんだ」と、自分の中で固まっていた考えが壊される瞬間がある。その感覚が、今でもとても楽しいですね。
感性を交わす現場が、人を育てる
学生が現場で成長するために必要なのは、一方的に教える・教えられる関係ではなく、「感性のセッション」だと思っています。お互いの美意識をぶつけ合い、そこから新しい正解を見つけていく。その熱量の高いやり取りこそが、プロとしての自覚を育てていきます。
名美は、そうした関係性が自然に生まれている学校だと感じています。学生一人ひとりが高い志を持ち、授業には活気がある。教職員と学生の信頼関係も厚く、温かさと厳しさが共存している環境です。基礎技術だけでなく、礼儀やマナー、クリエイティブへの意識まで身についているので、現場に出たときの適応力が高い。その点が、サロンとしても安心して迎え入れられる理由になっています。
今の美容業界では、デジタルネイティブ世代ならではの視点で、美容師の価値を再定義していくことが求められています。これまでの枠組みを軽やかに、そして大胆にアップデートしていってほしい。美容師という仕事は、自分の手で誰かを笑顔にし、人生の節目に寄り添える仕事です。名美で出会う人たちと感性を交わしながら、学生と一緒に、名古屋の美容業界をさらに面白くしていけたらと思っています。